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香港、馬術会場なのに五輪入場券は「海外枠」
08年北京五輪の「開催地」になるのに、入場券販売で75%を占める「国内向け」に入れてもらえない――。北京五輪で馬術会場となる香港がジレンマを味わっている。独立したオリンピック委員会を持つ香港は五輪の世界では中国と別扱いになるためで、関係者は「せめて海外分の割り当てを多く」と望むばかりだ。
「アテネ五輪は開会式の入場券が8枚しか割り当てられなかった。今回はなるべく多く回してもらえるようにしたい」。香港オリンピック委員会会長で、国際オリンピック委員会(IOC)委員でもある霍震霆氏は話す。
馬術は北京五輪組織委員会が05年4月に「競技用の馬が中国にはない伝染病を運ぶのが心配だ」として国際的な競馬場があり、検疫体制が整っている香港での開催をIOCに要求。IOCも同年夏に分離開催を認めた。香港側はもともと馬術開催を求めており、「一国二制度」を掲げる中国政府にとっては、香港の「中国人意識」を高める格好の機会になるとの判断もあったとみられる。
一方、香港は返還前の51年にIOCが承認した「香港オリンピック委員会」を持ち、五輪にも中国と別に参加してきた。北京五輪でも、例えば男子サッカーなら、中国は開催国として予選を免除されるが、香港はアジア2次予選で日本と同じ組だ。組織委は先月中旬から国内在住者向け入場券の予約受け付けを始めたが、「海外向けは各国・地域のオリンピック委員会が受け持つ」として、香港は「国内向け」としなかった。
しかし、入場券全体の25%を占める海外分を各国・地域にどう振り分けるかは人口や五輪の成績などで判断される。黙っていては香港の取り分は極めて少なくなる。霍委員は「馬術を分離開催するうえ、我々の首都(北京)で五輪がある」と、馬術を中心に「準国内扱い」を求めている。
(2007.5.7 asahi.com)
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